トルコ国債暴落!驚異の利回り17.94%

トルコ国債が、急落し、過去最高の利回りをつけています。17.94%など、定額貯金の利率が0.01%の日本では考えられない数字です。

郵便局でも、トルコ債券を投資対象としたファンドがあります。

それでは、郵便局の投資信託の運用成果を、実際に投資した商品でみていきましょう。
投資信託の種類は、「海外債券投資信託」です。
ファンド名は、「Navioトルコ債券ファンド(三菱UFJ国際投信)」です。

時には大幅な元本割れも

「Navioトルコ債券ファンド(三菱UFJ国際投信)」2018年7月22日現在の運用成績ですが、投資金額が、「10,000円」に対して、投資口数が「17,529口」もありながら、評価額が「6,696円」と評価額が購入時の3分の2ほどに落ち込んでいます。

現在、トルコでは、通貨、株式、国債のトリプル安の状況で、10年国債の利回りも過去最高値を更新しています。
なんと、10年国債の利回りは、「17.94%」を記録しました。
日本の長期国債の利回りが、ほぼ0%で、募集停止となったことを考えると、その差は驚異的です。

ただ、海外債券の価格の浮き沈みは、折り込み済みですので、価格の変動にそうシビアになる必要はないでしょう。
長期的な視野にたてば、デフォルトなどの事態に陥らなければ、高利回りという武器で安定的な運用をのぞめるでしょう。

利回り過去最高でも、債券価格は下落

正確には、「利回り過去最高なので、債券価格は下落」というべきでしょう。
国債の利率が高くなると、その分人気がでて、債券価格があがるように思えますが、「金利の上昇は債券価格の下落」という投資の原則からみると、教科書どおりの結果といえそうです。
(逆に、人気がないから、利回りを高くしないと売れないという構図です)

現在のトルコ国債の利回りが、「17.94%」なのに対して、一年前に発行された「15%台」の同じ国債を、同じ価格で買う人がいるでしょうか?
当然、既発行国債の価格は下落します。
トルコ国債の利回り上昇は、トルコの外貨準備高が、今年償還期限を迎える債務に対する比率が90%を割り込んでいるという「外貨準備高不足」が主な原因です。
ともかく、トルコ国債の高利回りに目がくらみ、全額トルコ国債につぎこむようなことをしたら、大変な目にあっていたところです。

「分散投資」がいかに大事であるかという事例でした。